TVナビ、毎月買っているので堺さんのこの文章も読んでいる。
ちゃらちゃらしてなくて、ナルシストっぽくもなくて(実際は知りません)、特定の作家の影響の感じられない文章が好ましかった。

久しぶりに本屋さんに行ったんだし、探せばよかったな。

本屋さんの新刊の並びで痛烈に思ったこと。
「昔の私が好きそうだな」
という感覚。
どうやら好みの変化が起きたらしかった。

一生忘れられない恋愛。
望んでも叶わない恋愛。

自分の人生において大きな恋愛となることを描く小説に感情移入することを求めなくなった。
ように思う。

苦しい気持ちを思い出すから。
かな。

生涯の恋人を思った時間は、多分冷静な女性からしたら「無駄」な時間だったのだろうと思う。
気づいたら、三十路だったなんて愚かと言われる(笑)。

そのさなかにいるときは、もうどうしようもない大きな流れのなかにいたし、自分がいる潮目のすごさが「フツウ」だったから。
すごい精神的体力を使っていたことには気づいていなかった。

いま、そこを抜け出て、すっぴんやら下着姿やら見せられる相手がいて。
なおかつ相手も無精ひげだったり素っ裸(笑)だったりを遠慮なく見せつけてくる気楽さで。

多分いま大きな恋愛のお話を読んだら、受け止め切れない(笑)。

穏やかで静かで一定のリズムで流れる公共放送ラジオに慣れきっている人、いきなり激しいロックのライブに放り込むようなものだ。


*****

会社の後輩から、
「今日子さんと飲みたいってうるさい人がいますよー」
と仕事の話のあとに言われる。

聞いたら、以前同期を交えて飲んだお兄さん。
「本当に好きな男と飲むときは、違うと思うよ」
と私を見切ったコワイ人(笑)。

彼も、いまやチーフになっている。
色々な女の子と飲みながらも、仕事でのこの出世。
多分生涯の恋人とそう変わらない年齢なのだけれど、もうチーフ!

でも、いまでもちゃんと私の名前をおぼえていてくれるなんてそれだけでじゅうぶんです(笑)。

具体的な話になってきたら、この後輩込みでなら飲むかなー
まあそれでも。
いまは寶くんに腹を立てたり、それでも仲直りしたり、2人の間で意味のない言葉を流行らせたり。

そういうほうが断然楽しい。

*****

スーパーで。

私のお気に入りのスーパーは地元の農家のかたの野菜コーナーがあるのだけれど。

「ゆでて食べて。三~四十分」
そう、お年寄りらしい字でかかれたサツマイモが、今日は数多く並んでいた。

手書きのパワー。
手書きのあったかさ。

その生産者さんの気持ちが私にどーんと届いて。
私のなかでおさまりきれなくてスーパーで涙ぐんだ。

・・・大丈夫か、われながら不安(笑)。

*****

あの人はどうしているかしら。
そう考える。

だいありーの人。

堰を切ったように一挙更新していたら無性に懐かしくなった。

私がだいありーで日記を書こうと思ったのは、朝刊でブログなるものを知ったから。
そして、いまは生涯の恋人となった9歳年上の先輩への気持ちをどうしていいかわからなかったから。

数あるサービスのなかからだいありーを選んだのは、奈々子さんというかたの日記がきっかけだったのだけれど、結果的に「書く」ということに特化しているこのサイトが今でも一番だ。

更新がなくてもメールでつながるお友達のことは、もう私のなかでは身近な存在なので懐かしい存在にはならない。
先日、もうやりとりできないと思っていただいありーの作者さんから結婚を祝うメールがケイタイに届いた。

すごく嬉しかった。
メアドは変えずにおくものだと、うれしく思った。

桜井茉央さんの文章が好きだった。
パワーがあってご自身を試して、高めて、どんどんすごい女性になるんだなってずっとそれを見ていたかった。
・・・われながら、これ読者のわがまま(笑)。

いまもうもしかしたら、あの業界の大きな存在になっているのかもしれない。
きっとなってるなー。

2003年からの私を知っているみなさんだから。
またどこかでつながれたら、すごくうれしいなと思う。

この日記だけは、寶くんには完全に秘密にしているから、本人の前での更新はしたことがない。
もちろん目の前で読んだりはしているので、彼はもしかしたら、私が持っている日記かなと感じているかもしれないけど。

他の日記は逆に完全に伝えてあり、彼が読めない設定の日記はまったくない。

少し不自由な気もするけれど、こういう強い気持ちで日記を書けるのは、そういう制限があるせいかもね。

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