ようやく、交差

2009年8月17日音楽

同い年の彼女なのだけれど、実は1枚もCDを持っていない。

同い年だから、ブレイクしてしまった彼女の曲を手にするのは難しかったのだ。

正直TKのプロデュースでの、意味のあまりよくわからない歌詞にはあまりしっくりこなかったし。
なにより、彼女を支持するオンナノコたちから、
「あんたは『こちら側』の女の子じゃないんだから、聴かないでよ」
と言われそうな気がした。
あ。
この場合実際どうかということじゃなくって。
あくまでも自分のなかの「オンナノコ」たち。ね。

彼女が結婚して、それでもダンスは相変わらずかっこよくて。
MCのほとんどないライブへの興味が沸き。

私は女子高生から女子大生になって社会人になって辛酸をなめたりもして。

たったひとり「安室奈美恵」でいるって、すごいなあと。

その思いが、自分のなかの「オンナノコ」たちを消したのかな。

音楽は、なんだか洋楽を聴いているみたい。。。
ヒカルちゃんや、ドリを聴くのとはちょっと違う。

それでもちょっと、自分と全く違う女の子を歌い上げる彼女。
自分が知らない世界を見せてくれる。
違う自分を味わわせてくれる。

紛れもなくアーティスト。

そういう意味では、私のなかで聖子ちゃんとかぶる。

かわいい恋を教えてくれた聖子ちゃんのように。
かっこいい女の子になって凛々しく行く人生を、彼女は見せてくれる。