後ろを。

…車の運転を日常的にしているかたは想像できると思うのだけれど、運転中は無意識に前後左右、ミラーで確認している。

なにも問題がなければ、後ろを走っていたのがどんな車かなんて、気にもとめておらず次の瞬間忘れてる。

今日、無意識の私が二回目に意識して後ろを見たのは、その灰色を知っていると感じたから。
その車の「顔」を知っていると感じたから。

車が動き出してナンバーを見たときに、合点がいった。

生涯の恋人の車。
5年前と同じ。

彼が独身時代から乗っている車。

ああ、まだ大事に乗っているんだなあ。

うれしくなった。

彼の車のことなんていつもおぼえてるわけじゃない。
その濃いめの灰色を意識していたわけでもない。
ナンバーだって今日みるまで忘れてた。

だけどやっぱり、あっという間に呼び起こすのだ。

私が、私のなかの記憶を。

私もすごいと思うけど(笑)、私をここまでにさせる生涯の恋人。
やっぱり、すごいよ。

切ないって言ってるんじゃなくって。
天晴れ!って(笑)。

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