ただいま。

2006年2月21日 読書
旅行からも。
職場からも。

急なお客を迎えることになりました。
掃除があるので帰ってきました。
だけど楽しい旅行の前後、考えていたことを少し。

*****

たいしたことではないのだけれど。

北村さんのこのシリーズの再読も終了。
こちらは、東京駅に向かう途中、そして東京駅から家路まで、読んでいた。

読めば読むほど。
私にとっての師匠は、彼のイメージ。

静かにあたたかく。
見守ってくれて。
未熟な後輩のことも、ひとりの人間として扱うことができる。
好きな人間のことも、そうでない人間のことも。フェアに語ることができる。
(いま思えば、愚痴や誹謗中傷を軽々しくしない彼の良い影響を、きっと私は受けたのだ。彼はもちろん小説の師匠のことではなく。)

こんなに素敵な師匠がいて、「私」さんは大丈夫なんだろうか。

と。

余計なことを考えたりして。

ここで師匠に見守られながら、別の誰かと穏やかな恋をまっすぐに育むことは、美しくて望ましいことではあろうけれど、「私」さんの性分では不自然なことではないかと思える。

「らしくない」ことをさらりとしてのけるのが、また「私」らしい。

そう、親友にも評されているから。

らしいとからしくないとか、私としては放っておいたらと思う部分ではあるけれど、実際にそう書かれているので、そのまま(笑)。

もしかしてこのシリーズの続きがないのは、北村さんご自身もそこをお考えになってのことなのかも。
と、想像はとまらない。

その展開がどういうものであれ、きっと彼女もいつか気がつくのだろう。

私のように、電車のなかで、読んでいるあたたかな本がきっかけとなるかはわからないけれど。

本当にいいものはね、やはり太陽の方を向いているんだと思うよ

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