私の「生涯の恋人」は、私がもう忘れているようなことを、今でも覚えていてくれるのが得意だ。

私の「生涯の恋人」は、私を泣かせるのが得意だ。

それがやっと。
切ない涙から、純粋に嬉しい涙になってきた。

その場で涙を抑えるのに大変だったんだよ。
表情だって、単純に嬉しいっぽいふうにできていたか、保証しないよ。

あなたのことは、神様に渡さなかったの。

だって今もこれからも、そんなひとだもの。

この先あなたにどんな嫌疑がかかっても。
私は全力であなたを信じる。
そんなときあなたがもし私を必要とするのなら。
「人として」とか「かつて大好きだった彼だから」とか。
そんな理由じゃなくて。
あなただから。
完全な味方でいる。

そう決めている。
そうしてしまう。

それがなければないでいいの。

あなたがどういうふうに仕事をするのか。
どこの部署に移るのか。

ひっそりと。
異動の季節がくるたびに。
目立たぬように。

それだけでも見ていたい。

あなたのことは、神様に渡さなかったの。

…よかった(笑)。

それに。

あのときたくさんいる人たちのなかであなたをしっかりと見つけて、あなたを選んだあのときの私に。

「でかした!」

今夜は本気でそう思った。

こんな時間の夜空。
あんな位置にあるオリオン座。

車を降りて見上げた今夜、そのときの気分。

多分私はずっとおぼえてる。

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