今の私に必要だから、なんじゃないのかな。

母親から。
私は必要なことを教わらずに来てしまったから。
彼女は私が「女」になることを受け入れなかったし(「適齢期」になった今は別。むしろ押し付けられている)。
本心を明かしたいと思えるほどには、私は彼女のことを信頼していない。

代わりに私には、たくさんお手本にしたい先輩たちがいて。

こっそり盗み見ながら大人の「女」としての体裁を整えてきた気がする。

お化粧も。
香水をつける部位も。
仕事相手を上手にあしらうことも。
家事も。
料理も。

どれも彼女から教わってはいない。

おしゃれは店員さんから。
仕事は先輩から。
家事は友達から。
料理は料理本から。

多分そこに彼女の気配のするものは全然ないと思う。

ときおりそんなことを考えることで、私と彼女は別個の人間だということを確認したいんだろうなと思う。

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