私のなかにもうひとり、私がいたらいいのに。

その私はとても親切で。
「いま先輩に揺らいでるよ」
とか
「やっぱり彼を好きなんだって」
とか。
教えてくれたりして。

そんなことを思いながら、ハンドルを握る。

だけど、私は自分に甘い人間なので。

そんなことが現実になってしまったら、確実に私は衰える。
考えることを、放棄する。
もうひとりの私の言うことをひたすら鵜呑みにして。
で。
いつか「彼女」に乗っ取られてしまう。

私、は二人いらない。
かと言って。
いらない方の私にだってなれない。

自分ですら何考えてるかわからなくて。
どうにもならないけれど。

どうにかなるでしょ。

いつか霧が晴れるみたいに。

*****

プライベートの自分にはそんなことを言いつつも。
オフィシャルな自分はいっぱいいっぱい。

仕事の面での苦痛の方が多いと言った方がいいこの頃。
来年の今ごろも、ここで同じように仕事をして、お客さまとやりとりして。るの?

そう思ったら急にとにかく全部がイヤになった。
そして仕事に対してそんな気持ちになった自分にとても驚いた。

前向きになら「なきゃ」。
仕事をもっと楽しま「なきゃ」。
21時以降まで普通に残業する自分を受け入れ「なきゃ」。

自分で自分に課す様々な「なきゃ」は私の手足を奪う。
プライベートから私の笑顔を奪う。

そういうわけで。

無表情な日々。

だけど、これにはきっと限定がつくのです。

「今は」って。

霧は晴れるし。
夜は明けるし。
雨は止む。

そういうわけで。

行くだけ。

まっすぐに。

進むだけ。

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