思い出

2003年11月21日 「片思い日記」
三連休。
部屋を冬仕様にする。

そこに登場するのは…南の国のサンタさん。

とあるお店で、もらった時間は20分。
その一角は、既にクリスマスムード。
私の足をとめたのは、その中のオーナメント。
すごくハイビスカス柄の水着姿で、ケイタイ片手にプレゼントのリストを作ってる。
これ、買い。
あとは…
もはや座り込んで(笑)、ひとつひとつ入念にチェック。
彼が隣に来ていたことに、気付かなかった。
「いいの、ありますか?」
びっくりして顔を上げると、そこには彼。

その時私は、彼とほとんど喋れていなくて。
彼の隣はほぼお局がキープしていたような状態。

そんな時にふってわいたチャンス。
話題を探した。
「クリスマスだから。これをね」
…探すほどの話題じゃない(笑)。
「こういうの、どこでもあるんじゃない?」
「でも、サンタさんが冬服じゃないんですよ!」
「え?…あ!そうか。こっちの冬は冬でもあったかいからね」
「〇〇さんは?」
「ワタシは、これが気になっててね」
指さしたのは、ダンシング南国サンタさん(笑)。
…やっぱり南国じゃない(笑)。
「え?かわいい〜!いいじゃないですか、これ」
「んー」
まんざらでもなさそうな彼。
「お子さんに?」
「うん、どうせ数日騒いで終わりだと思うんだけどね」
「それでもいいじゃないですか!かわいいもん」
「でもどこにでもありそうじゃない」
「…ま、まあ(笑)」

結局彼は買わなくて、お家へのお土産は、一つを除いてお菓子にしたって言ってた。
もしかして。
たとえそれが嘘でも。
他のおじさんたちみたいに。
奥さんに、お子さんに、アクセサリーや思い出の写真をお土産にしていたのだとしても。

それでもいい。

と思う。

私の手元にいるサンタさんが、二人の会話を知ってる。

私に楽しい時を、思い出させてくれる。

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