私の親友の試験結果。
トロリーバスに揺られながら、報告した。
旅先で、楽しい雰囲気で。
これからホテルに戻ろうって時なのに。
みんなばらばらに乗り込んで。
他の観光客も大勢で。
誰にも話を聞かれない状態だった時。
楽しい話もしたけれど、択一の合格を一緒に喜んでくれた彼には、忘れないうちに言っておきたかった。
彼は真剣に聞いてくれる。
軽いことは言わない。
無難なことも言わない。
「モチベーションが、難しいね」
眉間にしわを寄せて、真剣に言う。
「惜しかったから、なおさら。私にできることって、なんか全然ないんだけど。だけど私はいつも彼女に助けられてて…それを返せるのかな…」
思いがあふれて、言葉につまる。涙が浮かぶ。
そんな私を、彼が心配そうに見ている。
あわてて、フォローした。
「大丈夫。決意したみたいだから。気持ちが引き締まっているのがわかるから。来年こそ、オーロラ見に行っちゃいますよ〜」
その声に彼はホッとして。
オーロラの話を聞かせてくれる。
その彼に私は…やっぱり彼を好きだと思った。
☆☆☆
その一方で、昨日友達が私に言ったこと。
「それって好きな男の浮気心につけこむわけだから。なにか重いものがのしかかるんじゃないの?」
彼女は別に私のことを言ったわけじゃなくて(彼女は知らないのです)。
「××さん、素敵〜♪でも、彼女いるって?」
と残念そうに言う彼女に
「好きな人がいるんなら、気持ちは殺したら勿体なくないかな?」
私が何気なく返した言葉に対して。
彼女の言葉も、わかる気がする。
「片思い」
かわいい表示でごまかしているけど。
そこに「つけこむ」余地を探す自分がいることも事実。
わかる気がするけど、それで自分の気持ちを変える気になれないのも事実。
変えられるくらいなら、とっくにこの恋を手放してる。
トロリーバスに揺られながら、報告した。
旅先で、楽しい雰囲気で。
これからホテルに戻ろうって時なのに。
みんなばらばらに乗り込んで。
他の観光客も大勢で。
誰にも話を聞かれない状態だった時。
楽しい話もしたけれど、択一の合格を一緒に喜んでくれた彼には、忘れないうちに言っておきたかった。
彼は真剣に聞いてくれる。
軽いことは言わない。
無難なことも言わない。
「モチベーションが、難しいね」
眉間にしわを寄せて、真剣に言う。
「惜しかったから、なおさら。私にできることって、なんか全然ないんだけど。だけど私はいつも彼女に助けられてて…それを返せるのかな…」
思いがあふれて、言葉につまる。涙が浮かぶ。
そんな私を、彼が心配そうに見ている。
あわてて、フォローした。
「大丈夫。決意したみたいだから。気持ちが引き締まっているのがわかるから。来年こそ、オーロラ見に行っちゃいますよ〜」
その声に彼はホッとして。
オーロラの話を聞かせてくれる。
その彼に私は…やっぱり彼を好きだと思った。
☆☆☆
その一方で、昨日友達が私に言ったこと。
「それって好きな男の浮気心につけこむわけだから。なにか重いものがのしかかるんじゃないの?」
彼女は別に私のことを言ったわけじゃなくて(彼女は知らないのです)。
「××さん、素敵〜♪でも、彼女いるって?」
と残念そうに言う彼女に
「好きな人がいるんなら、気持ちは殺したら勿体なくないかな?」
私が何気なく返した言葉に対して。
彼女の言葉も、わかる気がする。
「片思い」
かわいい表示でごまかしているけど。
そこに「つけこむ」余地を探す自分がいることも事実。
わかる気がするけど、それで自分の気持ちを変える気になれないのも事実。
変えられるくらいなら、とっくにこの恋を手放してる。
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