アンケートを頼まれて。
「あ、男だとちょっと不自然かも。できれば奥さんの名前にしといてよ」
そう言われたあなたは
「ふーん」
なんて言っていて。

「できれば」
その言葉に私は油断した。

だから、あなたがごく自然に奥さんの名前を記入してるのを見たとき、動揺した。

「妻」って、夫から見たらごく当たり前に、許可なく名前を書いていい人なんだね。
きっと「彼女」も、ごく当たり前にあなたの名前と自分の名前を並べるんだよね。
私が、保護者欄に、ごく自然に父の名前を書くのと同じに。
その自然なところに。
あなたのその自然な隣に。
いる人がとても羨ましいよ。

わかってる。
いま出会ったことに、意味があること。
私が変わっていけるのは、彼の影響をうけたからっていうこと。
彼に家族があったって、好きってこと。
秋仕様になっていく彼に、会うたびときめく私がいること。

こんなことで落ち込んでいても、彼に会えるのを知っているから明日もきっとおしゃれしていく。
そんな自分が目に見えてる。
彼がプロジェクト内スタッフの出張を組んだ時、私を避けずに他の人より多く組んでくれた。
私が頼りないからだと思う。
それでも私は単純で、その組み合わせ表をこっそりコピーした。
その出張の予習を、した。

色んなこと、知った上で。

あなたに嬉しい気持ちをもらってる。
あなたに前向きな私をもらってる。

それでも、知っていても。
どうしてだろう。
すごく苦しい時がある。

今日は、そんな日。

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