仕事が終わらない。
というか、多分しないで帰っても、いつか終えることができる。
だけどいま無理をしておいた方が、あとのイレギュラーな事態に対応できる。
というか。
私は不器用だから、意識して余裕をもっておかないと、仕事をさくさくこなせない。

一度22時頃仕事を終えて帰るケンちゃんとコーヒーを飲んで、再びオフィスに。

次の日大仕事を控えた彼も帰らない。

ふたりとも黙々とお互いの仕事をこなす。

日付けを越えた頃、彼が初めて私に話し掛けた。
「帰った方がいいわよ〜」
…なぜかおねえさま言葉(笑)。
「私は明日夏休だし」
「だから。せっかくの休みなのに、疲れが残っちゃうわよ〜」
つられて私も
「〇〇さんこそ、帰った方がいいわよ〜」
なんて返す。
「私はいいのよ〜。明日仕事なんだから」
「だから!だって明日はヤマなんだから」
「平気〜」

お互いヘンなテンションで、会話がすすむ。

けど、すぐまたそれぞれの仕事に戻って。

口をきいたのは、たったこれだけ。
私より30分早く、大きな荷物を抱えて彼は帰って行った。
残ったのは、私と、毎日タフに仕事をこなす女性チーフ。
他の同期が聞いたらきっと驚いてしまうこと。

だけど。
だけど彼のその一言だけで、私の仕事のキレが増す。
彼を好きだと、痛感する。

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