突然、
「〇〇さん(→私のこと)、教えてください」
立ち上がってあなたが言った。
ここのところ、あなたから時間内に話し掛けられたことなんてなくて。
かがんでファイルを取り出しかけていた私は、素で…
固まった(苦笑)。

だって。
あなたに教えることなんて、なにも持っていないし。
あなたがいつもそういう風に話し掛けるのは、私以外の誰かだったし。

(教えるって何?私がもってる得意先?私が扱ってる書類の様式?他には、なんだろう!?)

固まって。
動けなくて。
どんな顔になっているかもわからなくて。

あなたに
「ネットワークのいじり方」
そう言われて、合点がいったんだけど。←遅い上に鈍い(笑)。

あまりに突然に。
あなたの席に座って。
その隣にあなたが座って。
ふたりでPCの画面を覗き込む。

子供みたいだよ。

あなたの顔を、見れなかった。

ちょっとでもあなたを見たら。
周りにドキドキが見透かされそうで。

今日のこんな一瞬。

あなたには、きっとなんてことない一瞬。

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