帰りがけ、女の先輩が席を離れた間に、少し話をした。
「夏休み、ちゃんととれそうなんですか?」
となりのプロジェクトの人がまだ残っていたから、敬語(笑)。
彼は小さく笑って諦めたように言った。
「この分だと結局、お盆前とかにとることになると思う」
ホッとした。
お盆なら、きっとゆっくり過ごしてもらえるから。
「うん。休んだ方がいいですよ」
言いながら頷いた私に少し迷ってるふうに彼が返した。
「でも、上がたくさん休むと、休むわけにいかないよね」
…ほんとに、責任感の人。だなあ。
多分、私が言っても聞いてもらえないだろうけど、言っちゃうね。
「だいじょうぶ。〇〇さんも上なんだから。休んでもオッケーです」
案の定、なぜか彼はバカうけ。
もー、本気で休んでほしいから言ってるのに。

でも、久々に2人で会話ができて、嬉しかった。
自然に、優しく、あなたが私を見てくれる。
このところ、仕事が重ならないからずっと望めなかったあなたのまなざし。
あなたの視力がよかったらいいのにって思う。
だってこの瞬間のために、毎日自分を磨いているんだもの。
出会った頃より、初めてじっくり口をきいた頃より、一緒の出張が重なった頃より、今の私はきっと。
いい顔、してると思うよ。

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